こんにちは。サンコー商事です。
今回は、鳥取県日野町のお客様よりご依頼いただいた「枕屏風」の制作事例をご紹介いたします。
逆さ屏風の風習とは?
皆さまは「逆さ屏風(さかさびょうぶ)」という風習をご存知でしょうか?
これは、故人をお見送りする際に使われるもので、枕元に立てた屏風を上下逆さまに飾る、という独特な風習です。死後の世界での無事を祈り、通常とは逆の状態にすることで、特別な意味を込めるといわれています。
この風習は特に、鳥取県日野町や岡山県新見市などで今も大切に受け継がれているようです。私たちサンコー商事も、以前に岡山県のお客様からご依頼をいただいた経験があり、今回の制作もまた、地域の伝統を支えるお手伝いができることを大変光栄に思っております。
ご依頼の背景と制作への想い
今回のご依頼は、地元の風習を大切にされているご家族からのものでした。
「故人をきちんとお送りしたい。地域のしきたりに則った形で。」
そんな想いに応えるべく、私たちは屏風の高さや素材、風合いに細心の注意を払いながら、一つひとつ丁寧にお仕立ていたしました。
▼実際に納品した「枕屏風」


美術で人を繋ぎ、文化を伝承する
サンコー商事の理念は、「美術で人を繋ぎ、文化を伝承する」こと。
まさにこの「枕屏風」の制作は、その理念を形にできたお仕事でした。地域の風習は、全国的には知られていないことも多いですが、こうした機会を通じて日本各地の美しい文化や祈りの形を、これからもご紹介していきたいと考えています。
枕屏風のご相談はサンコー商事へ
もし、同様の風習がお住まいの地域にもある、あるいはそうした伝統を守っていきたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
全国対応も可能です。枕屏風に限らず、宗教的・文化的な意味を持つ美術品の制作・表装についても、お客様の想いに寄り添ってご提案いたします。
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