岡山市のお客様よりペット肖像画の製作をご依頼いただきました。この機会に肖像画の歴史についても調べてみました。是非ともご一読ください。
肖像画の歴史
西洋の肖像・肖像画文化の確立
肖像画の起源は古代にさかのぼりますが、特に有名なのは古代エジプトの時代です。エジプトでは、王族や神々、貴族の姿を描いた壁画や彫刻が多く残されています。これらは死後の世界で魂が安らかであるようにという宗教的な目的も含まれていました。
さらに、古代ギリシャやローマでは、実際の人物のリアルな外見を表現することが重要視され、彫刻やコインに肖像が刻まれることが一般的でした。特にローマ帝国では、皇帝や高官の肖像が作られ、政治的・社会的地位を示すための手段として使われました。
絵画による肖像画が確立されたのは、ルネサンス時代(14世紀後半から16世紀初頭)です。この時期には、個人の特徴を細かく描写する技術が発展し、貴族や富裕層を中心に、肖像画が人気となりました。レオナルド・ダ・ヴィンチやティツィアーノなどの芸術家が有名な肖像画を残しています。
日本の肖像・肖像画文化の確立の肖像・肖像画文化の確立
日本での肖像画は、主に平安時代や鎌倉時代から存在していたとされていますが、西洋的な「個人の特徴を忠実に描く」というスタイルとは異なり、仏像や神像、または貴族や武士の肖像を描く場合には、象徴的な要素が強調されていました。例えば、仏教における仏像や、天皇の肖像などがその例です。
江戸時代に入ると、町人や武士の間でも肖像を描く文化が広まりました。特に浮世絵の中に、人物の肖像を描いたものがありますが、これは西洋の肖像画のように細かい個人の特徴を描写するのではなく、一般的な美的基準に従って描かれました。浮世絵師の中でも、肖像を描いたものとしては、歌麿や写楽などが有名です。
現在の様な肖像画のスタイルが確立したのは明治時代。西洋の肖像画技法が日本に本格的に伝わり、西洋画の影響を受けた肖像画が増えてきました。特に日本の近代化が進む中で、政府関係者や新興の商業階層の人物などを描いた肖像画が増えました。この時期の代表的な画家には、黒田清輝や横山大観などがいます。
代々の肖像画を飾られているご家庭もたくさんありますが、そのほとんどが明治以降であることがよくわかりますね。
ご依頼頂いた岡山市のお客様からの肖像画製作依頼
2024年春に愛猫を亡くされたお客様でした。写真を元にしたペット肖像画を製作して欲しいとのご依頼で、人気作家の中川幸彦先生のご指名でした。
- 税込286,000円
- 納期2ヶ月
- サイズ:サムホール
無事に納めさせていただき、お客様にも大変喜んでいただきました。中川幸彦先生、いつもありがとうございます。
サンコー商事の肖像画製作サービス
サンコー商事の肖像画製作は必ず下絵を製作します。最終製作の前にお客様とイメージを共有することにより、限りなくイメージに近い肖像画をお届けすることを心がけています。下絵の段階でイメージのすり合わせに時間がかかることもあります。ただ、一生に一度しかないであろう肖像画製作を、「必ず成功させる」。その意識を持って事業に取り組んでいます。
サンコー商事への肖像画の相談
サンコー商事への肖像画製作の相談は簡単です。サンコー商事のホームページから公式LINEへアクセス。お写真をお送り頂ければお見積を提出致します。見積後の営業(メールや電話など)は一切ありませんのでご安心して相談ください。サンコー商事のお問い合わせページはこちら。
また、岡山市へ在住のJA組合員様はJAでも受付をしております。最寄りJA岡山の営農センターまでお気軽にご相談ください。