三重県伊勢市のお客様より、西国三十三ヶ所の納経軸表装をご依頼いただきました
このたび、三重県伊勢市にお住まいのお客様より、**西国三十三ヶ所の御朱印を納めた納経軸(御朱印軸)**の表装をご依頼いただきました。
西国三十三ヶ所の巡礼を満願され、しばらくそのまま保管されていたとのことですが、表装のタイミングを逃すと紙の変色やシミの原因になることもあります。
満願のあと、できるだけ早く表装されることをおすすめしております。
もし、ご自宅に「満願したまま眠っている納経軸」があれば、この機会にぜひご検討ください。
伊勢市から見る西国三十三ヶ所の巡礼アクセス
西国三十三ヶ所の第1番札所・**青岸渡寺(和歌山県那智勝浦町)へは、京阪神からだと約250kmと遠方ですが、伊勢市からだと約150km(所要時間:約2時間半)**と、比較的アクセスしやすい立地です。
紀伊半島の地理に明るい伊勢市の方にとっては、案外始めやすい巡礼コースなのかもしれません。
今回のご依頼内容|緞子表装をお選びいただきました
ご依頼いただいた納経軸は、巡礼後しばらく経過しており、軽微な黄ばみが見られました。
お打ち合わせでは、実際に裂地見本帳をご覧いただきながらご説明。金襴の蓮華模様など華やかなタイプもご紹介しましたが、「落ち着いた印象に仕上げたい」とのご要望で、**緞子表装(どんすひょうそう)**をお選びいただきました。
緞子表装は、飾る壁面の色によって印象が大きく左右されます。
たとえば、緑系の裂地に緑の壁紙は馴染みすぎて作品が目立たなくなってしまいます。逆に茶系の壁紙には茶系の表装が合わないこともあります。
私たちサンコー商事では、単に「掛軸を仕立てる」だけではなく、**「どこに飾るか」「どのように残すか」**までを見据えてご提案しています。
➡ ご紹介した裂地はこちら:緞子表装 裂地見本(WEBSHOP)
第7番札所「岡寺」のご紹介|悪龍を封じた日本最初の厄除け霊場
西国三十三ヶ所の中でも、今回あわせてご紹介するのは第7番札所・岡寺(奈良県明日香村)。
6番札所・壺阪寺からは車で10分強、次の8番札所・長谷寺へは30分程度で移動できます。
本堂へは坂道が続きますので、足元にはご注意を。
古くから**「龍蓋寺(りゅうがいじ)」**とも呼ばれ、悪龍を石で封じたという伝説が残る、厄除けの霊場です。
我が家の娘が今年厄年なので、ぜひ参拝に連れて行こうかと考えております。
西国のお参りを計画されている方は、岡寺の静かな境内を訪れてみてはいかがでしょうか。
掛軸の表装・御朱印軸のご相談はサンコー商事へ
サンコー商事では、**西国三十三ヶ所や四国八十八ヶ所の納経軸(御朱印軸)**の表装を多数承っております。
対応地域の方には、無料訪問・無料見積もりにて、実物の裂地見本をお持ちしながらご説明しております。
📍 無料訪問対応地域:
大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・三重県・奈良県・岡山県・鳥取県・徳島県
遠方の方は、LINEでのお問い合わせが便利です。
➡ LINEでのお問い合わせはこちら
JA伊勢組合員の方へ|最寄りのJAでご相談いただけます
以下の地域にお住まいのJA伊勢の組合員様は、最寄りのJA店舗でもご相談を受け付けております。
📌 対応地域:
伊勢市・鳥羽市・志摩市・尾鷲市・熊野市・玉城町・度会町・南伊勢町・大紀町・紀北町・御浜町・紀宝町
📌 ご相談内容例:
- 掛軸や額などの美術品の修理・仕立て直し
- 西国三十三ヶ所や四国八十八ヶ所の御朱印軸の表装
- 日本刀・槍の研ぎや加工作業など
詳しくはサンコー商事のホームページをご覧ください。
まとめ|掛軸は「仕立てる」だけでなく「飾って残す」もの
巡礼の証としての掛軸は、人生の節目を記録する大切な文化財です。
仕立て方ひとつで印象も耐久性も変わります。
「西国三十三ヶ所の納経軸を表装したい」「御朱印帳が溜まってきた」そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。
伊勢市や三重県の皆様の、文化と信仰の継承のお手伝いができれば幸いです。